ニコチン依存症は病気？

喫煙は趣味・嗜好・習慣なのだと考える方もおられるかもしれません。しかし、なかなかタバコをやめられない方が多いのは、ニコチンの持つ強い依存性が原因です。この喫煙習慣は「ニコチン依存症」といわれ、治療が必要な病気なのです。病気は意志の力だけで克服できるものではありません。

禁煙外来では、禁断症状を抑え、スムーズに禁煙できるようにサポートしていきます。保険診療による禁煙を始めてみませんか？

ニコチン依存度チェック

TDS（the Tobacco Dependence Screener）と呼ばれるニコチン依存度チェックです。該当項目5個以上でニコチン依存症と判定されます。お試しください。

該当項目5個以上でニコチン依存症と判定されます

喫煙がもたらす病気のリスク

喫煙による身体への影響は、

• ガンのリスクの増加
• 動脈硬化の進展（心臓病、脳卒中のリスクの増加）
• 肺疾患の進展
• 糖尿病の悪化

など、枚挙にいとまがありません。

たもり内科クリニックでは、生活習慣病治療に力を入れておりますが、喫煙が病気に与える影響は少なくなく、生活習慣病を未然に防ぐ意味でも禁煙治療は重要と考えております。

喫煙の周りの人への影響

「夫の喫煙で、タバコを吸わない妻が肺がんになるリスクは、約2倍になる。」という、タバコを吸わない日本人女性に関するデータ※が最近発表されました。この肺がんリスクは、夫の喫煙本数に比例して高まっています。

受動喫煙があると、タバコを吸わない人の健康も損なわれるのです。空気清浄機は、タバコの臭いは除去しても、有害物質をすべて取り除くわけではありません。「大切な家族のために」という動機があれば、禁煙をしてみよう！という方も増えてきています。

思い立った方は当クリニックの禁煙外来へお越しください。

※ Kurahashi, N. et al : Int J Cancer 122(3) : 653, 2008

健康保険で禁煙治療を受けるには、以下の要件を全て満たす必要があります。

1. ニコチン依存症に対するテスト（上記参照）で、ニコチン依存症と診断。
2. １日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数が２００以上。
3. 直ちに禁煙を始めたいと思っている。
4. 禁煙治療を受けることに文書で同意している。

禁煙治療の流れ

禁煙外来・ファイザー株式会社